24: 非中央集権的なもの、中央集権的なもの

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山本大策(@daisaku


今回のキーワード

・人はコラプト(腐敗)する

・信頼のプロトコル

Origin Protocol

・DApp(Decentralized Application)

・Web3.0

・IPFS

Web3 Stack

・データはユーザーが所有

・DAppの問題(ウォレット+秘密鍵、メッセージ、トランザクションごとに発生するガス代、高いボラティリティのトークン、仲裁・監視の自律運営)

・DAppのメリット

Solid

・DAO(Decentralized Autonomous Organization)

・ヒッピー

・コミューン

・非中央集権的か、中央集権的かという問い


収録を終えて

坂本慎太郎の「幻とのつきあい方」という曲のなかに

幻を扱う 仕事には気をつけよう

時に幻は姿を見せる

夢や幻と向き合う 時には覚悟を決めなよ

時に幻は君を飲み込む

という一節があって、この歌詞を読んだ瞬間にどきりとさせられた記憶がある。

「まだ形になっていないもの」を誰かに買ってもらう、もしくは「まだ形になっていないもの」を買ってもらう約束をする、というシーンは、現在のあらゆる仕事の現場で発生しているが、こういった取引は成熟した人間社会だからこそ成立する契約の形態なんだと思う。

幻のようなものを扱う取引であっても、ぼくらは相手や相手の会社・組織を信頼して取引することができる。そもそも取引で使われるお金自体が、この世の中で一番幻のような価値を持たされているものともいえる。

そんな幻のなかで日々生活しているともいえるぼくらの前にいま立ち現れたのが、今回話した非中央集権的なもの。

DAppと呼ばれる非中央集権的アプリケーションでは、運営者が存在せず、あらかじめ決められたルール(契約)に基づいて、自律的に運営することが前提となる。

こういった非中央集権的なものが求められる背景としては、人がやることには間違いがあり、必ず腐敗していくから、という考えや、中央集権的な企業による取引の独占や個人データの利用に対する反発が起きていることが挙げられる。

ただ、非中央集権的なものを作るのもまた人である、という事実はあって、形式の違いはあれど、人が人を信頼することに基づく社会はこれからもきっと変わらず続いていくはず。

というか、そんな社会を続いていかせるという意思を持たなければならない。

人が人を信頼する気持ちだけは幻ではない、と信じたい。


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